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2010建築設計1最終講評会


1年生の設計課題スペース666の講評会が行われました!!


ad1_20110118_01.jpg2011年1月18日にA館の特殊プレゼンルームで、建築学科の学生として初めて自分の空間づくりに取り組む第3課題の最終講評会が開かれました。そこで今回はその時の様子をレポートします。

まず、建築設計1という授業では最初に「住吉の長屋」(安藤忠雄設計)、「軽井沢の山荘」(吉村順三設計)の図面をトレースする課題を通して図面の読み書きから勉強します。それらを踏まえて、11月から1月までの3ヶ月間で初めての設計課題となるわけですが、この課題「スペース666」は6m×6m×6mというキューブのなかでどんな空間構成が可能かを追求するものです。このサイズがなかなかのくせもので、床を一枚入れて2層にしたのではつまらないし、かといって3層にするのはキツイといったように、何かアイディアを投げ込んだ瞬間に身体はもちろん、様々なモノや空間の大きさを実感をもって検討しなくてはなりません。そんな格闘を通してスケール感をつかみながら、魅力的な空間を生み出すチャレンジなのです。
課題では自分のアイディアを先生に提示してアドバイスをもらったり議論したりして内容を発展させていきます。先生は専任教員2名と、実際に建築家として働かれている方5名。各班、先生1人につき20名くらいの生徒となっており、そこで先生に対して自分の考えを聞いてもらうような授業です。各先生によって考えていることが全く違うので、教えていく方向性も無論違っていきますし、一人ひとりの考えていることも答えはないので全く違った作品がいくつも出来上がります。

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各先生方の授業の風景

今回の最終講評は最後なので、まず各班に分かれ優秀者を二人ずつ決定し、その後全14名が全員の前でプレゼンテーションを行うという流れでした。
上の写真は各先生方が班でのプレゼンテーションを聞いている時のものです。先生によってプレゼンテーション方法や求めている回答が異なるので、発表の雰囲気もぞれぞれ全く違っていました。

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優秀者たちのプレゼン風景

全員の前でのプレゼンテーションはまず5分間話しをし、その後先生方の質疑応答を5分くらい行います。5分という短い時間ですが、自分の思っているものをゼロからつくる、その第一歩の授業として皆さん緊張しながらもしっかりとプレゼンしていました。
発表中、または発表した後には先生たちが質問をされたりアドバイスをしてくれます。自分が教えていただいた先生だけでなく他の先生の意見も聴くことができるのはとても勉強になります。答えのないものを作り出すので先生方ですら意見が分かれることもよくあります。

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優秀者たちの模型

模型や図面は各自がゼロから作成します。どんなふうにプレゼンをするのか?どんなふうに伝えたいのか?を考えながら自分だけの作品を作り上げます。人によって全く異なったもの、デザインが生まれてきますので、いろいろな人の案や表現を見ることも大変勉強になります。

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最終選考

実際に選ばれた作品の中からさらに最優秀者8名を決定しました。先生方が作品を選んでいる間に学生がみんなで選ばれた作品をみて、話し合ったりしています。最優秀者に選ばれた作品は、『Archives』という明大建築学科のイヤーブックに掲載されます。

1年生にとってたぶんこれが最初の「自分だけの空間づくり」になったと思います。こんな風に建築学科では、構造・環境などのエンジニアリングはもちろん、どんなものをつくるか?どうデザインするのか?も重要な勉強内容となります。自分の思っているものを実際に作ることができるのは建築学科の学生の最大の楽しみのひとつだと思います!