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2012 建築設計2 イヴニングトーク(第1回)


ad2_20120417_001.jpg4月17日(火)に1回目のエスキスを終え、第一課題の「五反田川沿いの住宅」のヒントになるよう、山縣先生・廣部先生・光本先生によるイヴニングトークを開催しました。


ad2_20120417_002.jpg山縣 洋 Yamagata Yo
自ら設計なさった3つの住宅について図面や写真を通し、空間構成や視線、接道条件など重要となる要素をどのように解いていったかを教えて頂きました。
自邸の紹介では模型によるスタディ段階から工事過程、完成後の内観に至るまで細かく紹介頂き、OMAで培った模型スタディの利点、スケールの使い分け等、生徒達が今まさに直面している設計スタディのヒントとなるノウハウを知るとともに、それが建築になるワクワク感を体感することが出来ました。


ad2_20120417_003.jpg廣部 剛司 Hirobe Takeshi
山縣先生同様、自ら設計なさった3つの住宅作品に関する紹介をして頂きました。
山縣先生の模型中心としたスタディとは異なり、を多彩な写真、スケッチによるスタディを展開されており、光の捉え方や人の感覚に訴えるためのノウハウを教えて頂けました。また、構造設計者との対話を通したものづくりや1/1での接合部検討など建築が出来上がるまでの設計者の立ち位置を垣間見ることが出来ました。


ad2_20120417_004.jpg光本 直人 Mitsumoto Naoto
学生時代の光に関する研究から現在までの変遷、シーラカンス時代に培ったことや自身の設計事例での経験を紹介頂きました。前述の「模型」スタディを重視する山縣先生、「スケッチ」を重視する廣部先生とは異なり、CGやシュミレーションを用いたスタディを行っておられ、参考になるヴィジュアルを拝見することが出来ました。それぞれの経験を通し、形だけの「形態」を造るのではなく「状態」を形成するための器としての空間づくりを志し、実践する姿が垣間見られように感じます。
また、リノベーション「Nr1977」など、新築だけではない空間づくりの奥深さを教えて頂きました。


ad2_20120417_005.jpg建築に至るまでのプロセス、スタディ・設計の幅の広さ、特に山縣先生の「模型」、廣部先生の「スケッチ」、光本先生の「CG・シュミレーション」と御三方の異なるスタディ方法を同時に吸収し、自分の設計に新たな可能性を感じることが出来たのではないでしょうか。先生方、貴重なお時間を提供して頂き誠にありがとうございました。

先生方から学生へのメッセージ(dpmm handbook より)

難しいことは言いません、建築を好きになってくれさえすればいいと思っています。欠点を指摘するよりは面白い点を伸ばすよう指導できればと思っています。既成概念にとらわれない自由な発想を期待しています。そして、一緒に設計のプロセスを楽しみましょう。

山縣 洋

「自然は、夕焼けのいかに美しいかを知らぬ」これは、20世紀の巨匠、ルイス・カーンの言葉です。自然がつくり出す夕焼けは美しい、しかし自然自身はそれを感じることはできない。それを感じることができるのは<人間>だという目線を示しています。
まずは、自らの中に自然界で起こっていることの驚異、身近な日常環境で起こっているコトに気付く感性を育てることが大切だと思います。そして、それを、創り出す建築に表現できるようになるために、時間をかけながら少しずつ学んでいく必要があると思います。

廣部 剛司

形態を創るのではなく状態を創ることを目指してください。

光本 直人

次回のイヴニングトークは6月12日(火)の17時から開催されます。
レクチャーしてくださるのは古見先生、安部先生、安田先生の3名です。