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2014建築設計2 第1課題全体講評会


5月27日、2年生の第1課題「五反田川沿いの住宅」の全体講評会が行われました。
敷地は、南側は小田急線の線路、北側は五反田川に面し、南北に細長い宅地が設定され、ここに夫婦+子ども2人+祖父or祖母の5人が住む家を設計するという課題です。

この課題では、住宅を空間的・社会的に街にどのように「開く」かを問いかけており、祖父(or祖母)が近隣に住む友人と好きなときに集まれるスペースと、自分や友人たちが他の家族に気兼ねなく出入りできる動線を確保することを求めている、という設定になっています。また、採光の良い南面は電車による騒音やプライバシーの確保の難しさから大きく開くことが出来ず、北側に緑のきれいな風景が得られるというコンテクストにどう対応するかということも今回の設計のポイントでした。

2年生の履修者は約160名で、8班に分かれて各担当の先生とエスキスします。今回は各班の優秀者2名ずつが全員の前で発表し、講師の先生方と学生による質疑・議論が繰り広げられました。

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コンテクストを正確に読み取り、丁寧にプランニングしていった案から、ストーリー性を強く押し出した案まで、さまざまな16作品がプレゼンテーションされ、議論されました。

「自分のうちたてたコンセプトをいかにして建築化するのか」
自分のコンセプトがどうやったら空間化・建築化できるのか、実際に建築化して模型を作ったとき、それが成り立たなければコンセプトを考え直したり、模型から得たヒントからコンセプトを練り直したり・・・。コンセプトと空間を行き来しながら案を詰めていくことは一番もがくところだと思います。この講評会は、うまくもがけたかどうかを振り返るきっかけになったのではないでしょうか。

また、いくつかの作品で「境界」がキーワードとしてあげられました。
コンセプトを建築として実現するときに、外部と内部の境界、住民と近隣の人との境界、家族の中での境界、などをどう設計するかは大きく影響します。たとえば個室と家族の共用スペースの境界は、ドアなのか、引き戸なのか、カーテンなのか、それとも建具などはないのか・・・ふたつのものの関係として、弱い境界を設定した案に対し、そのあり方が議論されました。

2年生の最初の課題でしたが、力作ぞろいで先生方のあいだでも議論が盛り上がり、とても充実した全体講評会でした。
次回のプレゼンテーションドローイングも楽しみです。