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2014 建築設計2 第2課題ポスターセッション・全体講評会


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7月22日(火)、二年生の第二課題「IKUTA CAMPUS FORUM」のポスターセッション、全体講評会が行われました。
敷地は明治大学生田キャンパスの中央、第一校舎五号館及び第二校舎三号館跡地に設定され、キャンパスの中心となる「広場」のデザインをするという課題です。

この課題では、単なる空地としての「広場」ではなく学生や教職員が自由に集い、時に地域や外来者とも一体となった行事や催し物を行うためのランドスケープと建物から構成される「広場」のデザインが求められました。
約3,600?の広大且つ傾斜に富んだ今回の敷地において、いかにキャンパスにおける人の流れを引き込みランドスケープ・建物と結びつけるか、また通常時だけでなくイベント時などを含め、起こりうる多様な活動からどう新しいキャンパスの風景を作り出すかが設計のポイントとなりました。

課題は第一課題同様、約160名の学生が8班に分かれ各担当の先生とエスキスを繰り返し、一ヶ月半の期間で設計を行いました。
授業最終日には履修者全員がそれぞれの設計した案を展示してプレゼン、その結果各班から優秀者二名ずつが全員の前で発表し講師の先生方と学生による質疑応答・議論が繰り広げられました。


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建物の構成部材から空間を考える案や、人の動線という敷地周囲のコンテクストに焦点を当てて建物の構成を考える案、生田地域一帯の丘陵地形という広域的な特色からランドスケープの計画を行う案、またそのすべてを総合的に扱う案など多様で中身の濃い16作品がプレゼンテーションされ、議論がなされました。


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「広大な敷地を空間化すること、また建築と周囲との関係性」

今回のようにコンテクストが多様で広大な敷地をいかに殺さずに計画の一部として取り込むか、というのは恐らく学生が一番苦心した点ではないでしょうか。
高低差や植栽など敷地の中にあるコンテクストや訪れる人の動線や周囲の建物など外からくるコンテクスト、学園祭のように時限的なコンテクストなど計画に取り込める要素はとても多かったように思います。
その中でこれらをどう捉えて自分の計画に取り込んでいくのか(視点の置き方)、どう組み合わせて提案の強度を増す要素とするのか(案の正当性の得方)、どうすればコンセプトが空間化・建築化できるのか(建築設計の進め方)など、広大な敷地を空間化する上でコンテクストを案に反映していくことは第一課題に引き継いで大きく勉強になったと思います。
住宅という私的な空間の設計であった第一課題に対して今回の公共的な建物の設計では、自分の案がある環境の中でどう位置づけられるのか・どのような役割を果たすことができるのか、など(建築と周囲の環境との関係性)ということについて深く考える機会となったはずで、それは今後の自身の設計活動だけでなく実際の建物を見学する時や建築家の作品を読み解く上でも大切な視点であるので、学生にとっては学ぶことの多い課題だったのではないかと思います。

同じ課題に対して周囲の同じ学生がどう考えているのか、どう形へ起こしていくのかということはポスターセッション・講評会を通してとても刺激になったことと思います。今回も力作が多く充実した課題であったかと思いますが、これを機にさらに学生同士が刺激しあうような実りある学年となることを楽しみにしています。

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全体講評会発表者:
青井哲人班
<杉本まり絵/GATE>
<今井一貴/ゆとり>
廣部剛司班
<山川光輝/GATE LOUVER ARCHITECTURE>
<古川優衣/ゆるやかに流れる空間>
門脇耕三班
<山元隆志/緑の傘>
<小泉裕聖/響>
仲俊治班
<吉沢佑哉/異表情を生む空間>
<松本魅録/出会いの交差点>
馬場兼伸班
<安藤輝/O.B-折り重なる.場->
<関野夏菜/変化する建築と動かぬ大地>
今村水紀班
<加藤悠輔/引き込む、送り出す>
<小菅歩/Forest of IKUTA CAMPUS>
干場弓子班
<清水大夢/Four Axes>
<山本侑季/集める>
光本直人班
<早坂覚啓/壁で織る景色>
<古屋絵里/連なり>