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2015建築設計2 イブニングトーク(第1回)


建築設計2では先週第一課題の「五反田川沿いの住宅」がキックオフし、今週はいよいよ初回エスキスが行われました。エスキス後には建築設計2兼任講師陣におけるレクチャーが開催されました。第一回目の今回は、今村水紀先生・干場弓子先生・廣部剛司先生の3名の先生方から貴重なお話をいただきました。

今村水紀先生
今村先生にはリノベーションと新築を含む3つの住宅作品を通して、敷地周辺から読み解いた情報をもとにコンセプトを立ち上げ、それらをいかに複合的な構成へと落とし込むか、またそこに実際に立ち上がる空間にどのような質を持たせるかといったことについてお話をいただきました。構成に重点を置きながら、それをどう超えていくかを問いかける先生の作品はどれも明解で分かりやすく、そこでの生活像の想像がふくらんでいく空間が創出されていると思いました。

干場弓子先生
干場先生には様々なスケールのプロジェクトを見せていただき、わたしたちが扱う設計の範囲の広がりを示唆するプレゼンテーションでした。わたしたちが設計する対象に、どのようにして行為を誘発していくかを一貫したテーマとして考えていらっしゃることが分かりました。建築やモノが、機能的であることを超えて多様な行為が生じ、人が関わることで生き生きとした場となり、風景をつくっていく可能性をみせていただきました。

廣部剛司先生
廣部先生にはご自身の作品紹介に加え、「光」をテーマにしたスペシャルレクチャーをしていただき、数々の有名建築を光の視点から読み解くとともに、先生が光と素材が出会う場を意識的に設計していることをお話していただきました。住宅作品の紹介では、今回は別荘を2作品とりあげ、設計のプロセスにおいて手描きのスケッチパースに重点をおいていることをお話していただきました。イメージがいかに実空間に立ち上がっていくかを、スケッチ、3D、建築写真を並べてみせていただくことによって、建築設計の面白さや魅力に引き込んでくださいました。

学生の皆さんは、先生方の設計プロセスやコンセプトを追うことによって、第一課題「五反田川沿いの住宅」の設計を進めるにあたり各々重要なヒントが得られたのではないでしょうか。また今回のイブニングトークでは学生から積極的に質問が飛び交い、2年生の設計に対する姿勢と意識の高さが垣間見えたような気がします。先生方、貴重なお話をいただきありがとうございました。
次回、第2回目のイブニングトークは6月9日(火)に開催されます。寳神尚史先生に「プレゼンテーション」についてレクチャーをしていただきます。お楽しみに! (TA)