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2015建築設計2 イブニングトーク(第3回)


6月16日(火)、建築設計2では、兼任講師の先生方による最後3回目のイブニングトークを開催しました。
今回は、仲俊治先生、馬場兼伸先生、光本直人先生の三方から、それぞれ実作の現場を通して考えてこられた複合的で多様な主題をめぐってお話していただきました。

仲俊治先生
未来を切り開く発明としての建築をつくるなら、どんな未来が求められているのか、『「小さな経済」をてこに開かれた生活環境をつくる』という明快な言葉とその具現としての仲先生の実作の数々は、学生たちにとって大きな刺激になったのではないでしょうか。
例えば、「食堂つきアパート」では、住宅、オフィス、食堂等が、共用部を緩衝剤にしながらひとつにまとめられ、結果的に建物には、立体的な路地と呼ばれるような豊かな外部とのつながりが生まれているように感じました。
すでに竣工している建物ですので、二年生のみなさんには、ぜひ自分たち自身で体験してきてみて欲しいと思います。


馬場兼伸先生
「価値観の異なる他者が同居し、各々が能動的に使用する多様な空間を、その事全体が力強く建築的に現れるような作り方で実現すること」公共施設であるとか、共用部といった言葉で簡単にまとめられてしまう建物であっても、その施設または建物には、それぞれ異なった価値観をもった"他者"が存在すること。そして、その人たちそれぞれが能動的でなければいけないこと。第二課題の「IKUTA CAMPUS FORUM」に取り組む二年生には、この馬場先生の信念を自分たちなりに取り込んで、ぜひ建築的に表現し、先生たちをうならせてくれることを期待しています。
事例としてあげられた、「3331 Arts Chiyoda」では、間違いなくそのためのヒントが見つけられるはずです。足を運んでみてください。


光本直人先生
第二課題の敷地は、みんなが見慣れているというか、気にも留めないほど身近な生田キャンパスのど真ん中にある大きなオープンスペースです。では、その敷地は、どんな特徴を持っているのでしょうか、いや、それよりも普段歩いている敷地の周りの方こそどんな特徴があるといえるのでしょうか。「周辺環境の"小さな特徴"を読み取って、それを敷地のなかまで展開していく。」今回見せていただいた、「浜松の住宅」などでは、屋根が、壁が、窓が、それぞれ敷地とそのまわりの環境を受け止めながら、住宅を開くように展開されているように感じました。
普段から歩いている場所でも、見えていなかった"小さな特徴"があるはずです。それらを、かたちを生み出すことに躊躇することなくどんどん展開してくれると良いと思います。そして、応援しています。相談まっています。


最後に、質問の時間では、積極的に質問できるこの学年の長所が、今回もまた発揮されていました。どんなつまらない質問でも先生たちは、面白く展開してくれます。導いてくれます。なにより声に出してみると、自分で自分のわからなかったことがはっきりとしてくるはずです。
これからも積極的に取り組んでくれればと願っています。

6月30日は、第2課題の中間発表です。
なにより、一度かたちにしてみることが、大切です。まだまだ悩みは尽きないでしょうが、先生と議論できるように、かたちにしてきてくれることを期待しています!(TA)