HOME >  受賞  > 西村拓真さんが日本建築学会優秀修士論文賞を受賞

西村拓真さんが日本建築学会優秀修士論文賞を受賞


2014年3月に建築学専攻を修了した西村拓真さん(建築史・建築論研究室)の修士論文が、日本建築学会優秀修士論文賞を受賞しました。

論文の題目は、「1950〜70年代大阪における都市再開発とRIA〜法制度/職能/共同体の相互規定的な変転から〜」。

大手デベロッパーと組織設計事務所が主導する今日の都市再開発の体制が確立するまでには、紆余曲折に満ちた複雑な歴史過程がありました。西村さんの論文は、都市再開発事業の揺籃期にあたる1950〜70年代に注目し、また、再開発事業に先進的に取り組んだ実績の多い大阪の事例に沿って、(1)関連する法制度、(2) 専門的な建築職能像、(3) 共同体としての地権者組合の3つの要因が相互に規定しあいながら一定の体制を築き上げていく歴史過程を辿るという方法的な研究態度によって、この歴史過程の記述を試みたものです。
膨大な文献資料も丁寧に扱っていますが、とりわけ、関係者への精力的な聞き取りを通して、「建築家共同体」としての職能理念を掲げた設計組織RIAが再開発事業への関与のなかでいかにその職能像を模索し更新していったかを解明し、建築家と再開発コンサルタントの職能的分離が進む過程を跡づけている点に、大きな特徴があります。

授賞式は日本建築学会2014年度大会(神戸大学)にて執り行われます。

受賞論文一覧はこちらをご覧下さい。