1月30日(日)明治大学卒業設計最終公開講評会が行われました。学部4年間の成果である卒業設計の優秀作品について多くの人と一緒に内容を議論し、建築や都市デザインのあり方を考えると同時に、外部の視点も入れて明治大学建築学科の教育方針を再検討する意味でも重要な機会です。
1月25日のポスターセッションで選出された優秀作品11点につき、制作者のプレゼンテーションと質疑・ディスカッションにより、優秀賞5名、うち堀口賞、建築学科賞各1名を選出するものです。また兼任講師による生稜賞1名も終了後に会場で発表されました。
■ 堀口賞:1名
デザイン力,表現力,提案力など,特に優れた価値を有すると認められる作品に授与する。
■ 建築学科卒業設計賞: 1名
企画力,計画力,提案力などについて,総合的に優れた作品に建築学科賞を授与する。
■ 優秀賞:3名
■ 生稜賞:1名
兼任講師有志が審査を行い最も優れた作品に授与するもので、別途選考会が行われますが、本公開講評会時に選考結果の発表を行います。
ゲストとして話題の建築家、乾久美子さんと本学の特別招聘教授大野秀敏先生にも講評、そして最後の賞の決定までご参加いただきました。
学生によるプレゼンテーション
石原将也
笈川竜
荻野貴文
木村宣子
鈴木将平
吉田幸將
佐々木翔
武藤雅昭
秋山遥真
田邉剛士
中川沙織
それぞれが学部での集大成である自分の作品にについて熱心にプレゼンテーションを行いました。それに対して審査員から疑問点に関する質問や可能性の評価はもちろん、建築設計をめぐる様々な論点が提示されます。
最終審査です
先生たちによる2時間にも及ぶ議論の末、まず優秀賞5選が決定されました。その中でさらに議論を重ね、その結果!
中川沙織さんに決定しました!!
重賞は大変珍しいのですが、今回は中川沙織さんの作品がデザイン力、総合力ともに優れていると判断され、ダブル受賞となりました。おめでとうございます。
また、その後で兼任講師たちによる賞、生稜賞が発表されました。こちらは明治の設計教育を支える兼任講師有志の方々が、時代に対して新しい解答を与える可能性を持った作品を選ぶものです。選ばれたのは高崎翔太君。
今回の卒業設計でも各自が自分の集大成として魅力的な提案をしていたと思います。選ばれなくともギリギリ入れなかった人。自分の中では一番だと思えるものをつくれた人。様々な課題を残して悔しい思いをした人。いろいろな人がいるとは思いますが、みなさんの卒業設計がこれからのよいステップになればと願います。
本当にお疲れ様でした!!!!