2011年7月22日(金)A館4階特殊プレゼンルームにて「大学院設計スタジオ1」の最終講評会が行われました。
今年の課題は、国際コンペティション「THE MID POLIS」を題材に、サスティナブルな建築と都市について考えるというものでした。このコンペでは歴史ある中心市街地と郊外の境界に位置する「THE MID POLIS」を再定義する計画が求められています。コンペの主題はurban fabricのデザインと、50年以上使い続けることができる許容力と質を持ったサスティナブルな建築のデザインです。
前半では、都市計画を中心にコンペの課題に取り組み、中間発表で成果を発表し、コンペに応募。
後半では、前半で立案したマスタープランをベースに詳細な建築設計を行いなました。設計の対象は「医療施設と住居のコンプレックス」です。
講評会当日は、まず午前に全員の作品を担当講師である大河内学先生、兼任講師の山本想太郎先生、久米弘記先生の3名が採点を行い、午後に行われる講評会で発表する優秀者9名を選出しました。
午後の講評会では、ゲストクリティークとして、明治大学特別招聘教授である團紀彦先生、学科から小林正美先生、田中友章先生の3名にも参加していただき、発表・講評を行いました。
講評者は以下の9名。
秋山遥真
秋山弘樹
石川北斗
石原将也
木村宣子
中川沙織
藤田幹人
曽根高麻世
羽根田誠
そして、議論の結果、
石原将也・藤田幹人・羽根田誠の3名の作品がarchivesに掲載されることが決定しました。
今年は震災の影響で1か月近く期間が短く、それに加えてコンペへの提出、経験したことのない医療施設という建築に苦戦する学生が多く見られました。
その中でコンペの主題でもある「MID POLIS」の再定義と50年以上使い続けるための設計、すなわち四次元の設計を完成度高く表現できた作品が評価されたのではないかと思います。
TA 黒坂貴大(大河内研究室M2)