Room | 生田キャンパス 第二校舎A館A1102, A1103室 |
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Tel | 044-934-7357 |
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建築史・建築論(青井)研究室ウェブサイト VESITIGIAL TAILS/TALES akihito aoi’s journal |
1995年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程中退。神戸芸術工科大学助手、人間環境大学准教授などを経て、2008年より明治大学准教授、2017年より同教授。博士(工学)。
単著=『ヨコとタテの建築論──モダン・ヒューマンとしての私たちと建築をめぐる10講』(慶應義塾大学出版会, 2023),『彰化一九〇六 ── 一座城市被烙傷,而後自體再生的故事』(大家出版, 台湾, 2013),『彰化一九〇六──市区改正が都市を動かす』(アセテート, 2006),『植民地神社と帝国日本』(吉川弘文館, 2005)。共著=『戦後空間史──都市・建築・人間』(筑摩選書, 2023),『沖縄と琉球の建築|Timeless Landscapes 3』(millegraph, 2022),『地域文脈デザイン』(鹿島出版会, 2022),『世界建築史15講』(彰国社, 2019),『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会, 2019/2021年度日本建築学会著作賞受賞),『日本都市史・建築史事典』(丸善, 2018)ほか多数。
歴史とは、自分が居る「今」という場所の成り立ち ── すなわちそれがどんな過去の出来事の配列によってできあがっているか ── を考えるためのアート(わざ、すべ)です。その配列は、私たちが組み立て、描くものです。過去の描き方によって、私たちのいる場所の見え方が変わり、思い描ける未来も違ってくる。だから歴史は大切なのです。そんな視点から、当研究室では、建築史・都市史および建築理論におよぶ領域の幅広い問題を探求しています。
考えることを楽しむ人、楽しみたいと思う人
様々な領域の幅広い問題を探究する ── 。このことが建築史・建築論研究室の最大の特徴だと思います。メンバーの個性も多種多様で、たくさんの先輩や友人から良い刺激をもらうことができますし、どんなテーマでも面白がってくれる人がたくさんいる。そのことが私自身の昨年度の卒業設計を高めていくことにつながりました。考えることが好きな人、色々な問いに触れたい人にはこれほど良い場所はありません!
青井研究室では史実や文献を調べフィールドワークを行い、実測調査やインタビューを行いながら、建築や町に向き合うということをしてきました。機能やデザイン性だけでは説明できない“なりたち”を読み解くアプローチを学ぶことができました。私はフジテレビジョンでドラマ・映画の美術セットデザインの職についてから、現在はテーマパークなどで空間再現の仕事をしていますが、研究室で学んだことが自分のデザインの原点です。
2021年度の成果
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加藤 慧|2021卒業論文|ウェス・アンダーソン監督の映画空間設計術 ── 画の〈運動〉、その幾何学とシアトリカルな映画経験
姜 翼林|2021卒業論文|日中戦争期における済南の新市街建設(1938-1945)── 建設総署・国策会社と日本人の生活空間 ★菊池賞
岩佐 安乃|2021卒業設計|Grand nMWA 無限成長から離散的全体へ ── 国立西洋美術館増築による多元的再統合
小田 直人|2021卒業設計|風景描写の圧縮と配列 ── 俳句の形式性を建築にパラフレーズする方法
川島 隆|2021卒業設計|ワークスペースが街を縫う ── オフィスからインターフェース
久保田 泰世|2021卒業設計|青ヶ島環住記 ── 大地から組み上げる工作、とある男から始まる建設記録。 ★佳作(12選)
坂巻 亜弥|2021卒業設計|たがやす。すまう。たべる。を混ぜる色風景
渡会 裕己|2021卒業設計|破壊せず、密接し、喰らう ── 岩と観音と懸造の密着という事実性を読み上げよ ★優秀賞
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石井 絵奈梨|2021修士論文|一遍上人が立ち上げた舞台の仮設的構築性 ── 踊念仏にみる中世的空間の有縁/無縁
伊沢 尚|2021修士論文|中世末から近世初期における浅草周辺の土地形成過程 ── 中世微地形の復原研究と寺院の立地・移動研究に基づいて
津田 沙也佳|2021修士論文|平安朝貴族の生に織り込まれた《月》──『源氏物語』における男女・境界・明暗の描写を通して
寺澤 宏亮|2021修士論文|東京西郊スプロールにおける地割・建物の形成過程とその類型(1900-2020)── 甲州街道に沿って宅地化の波を追う ★トウキョウ建築コレクション2022修士論文展ファイナリスト
李 軍凱|2021修士論文|日本占領下の青島日本中学校の空間と生活 ──『青島日本中学校校史』に綴られた記憶群から
李 昇達|2021修士論文|建築家ジョン・ヘイダックのマイクロコズム的書物『Mask of Medusa』(1985)の研究 ── 横断的重合を糸口に仮面の背後へ