Room | 生田キャンパス 第二校舎A館A1102, A1103室 |
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Tel | 044-934-7357 |
Website |
建築史・建築論(青井)研究室ウェブサイト VESITIGIAL TAILS/TALES akihito aoi’s journal |
1995年京都大学大学院工学研究科建築学専攻博士課程中退。神戸芸術工科大学助手、人間環境大学准教授などを経て、2018年より現職。博士(工学)。単著=『ヨコとタテの建築論』(慶應義塾大学出版会・2023年1月刊行予定),『彰化一九〇六年──市区改正が都市を動かす』(アセテート),『植民地神社と帝国日本』(吉川弘文館)。共著=『沖縄と琉球の建築|Timeless Landscapes 3』(millegraph),『地域文脈デザイン』(鹿島出版会),『世界建築史15講』(彰国社),『津波のあいだ、生きられた村』(鹿島出版会),『日本都市史・建築史事典』(丸善)ほか多数。
歴史とは、自分が居る「今」という場所の成り立ち ── すなわちそれがどんな過去の出来事の配列によってできあがっているのか ── を知るためのアート(わざ、すべ)です。その配列は、私たちが組み立て、描くものです。つまり、歴史というアートは、出来事の配列のありよう、つまり時間のかたちを構想し、デザインすることとほとんど同義です。現在が過去でできていることは疑いのない事実ですが、そうしたデザインなしには過去は現在と結びついてきません。そして、私たちはどんな過去を生み出していけるのでしょうか。そんな視点から、当研究室では、建築史・都市史および建築理論におよぶ領域の幅広い問題を探求しています。
考えることを楽しむ人、楽しみたいと思う人
様々な領域の幅広い問題を探究する ── 。このことが建築史・建築論研究室の最大の特徴だと思います。メンバーの個性も多種多様で、たくさんの先輩や友人から良い刺激をもらうことができますし、どんなテーマでも面白がってくれる人がたくさんいる。そのことが私自身の昨年度の卒業設計を高めていくことにつながりました。考えることが好きな人、色々な問いに触れたい人にはこれほど良い場所はありません!
青井研究室では史実や文献を調べフィールドワークを行い、実測調査やインタビューを行いながら、建築や町に向き合うということをしてきました。機能やデザイン性だけでは説明できない“なりたち”を読み解くアプローチを学ぶことができました。私はフジテレビジョンでドラマ・映画の美術セットデザインの職についてから、現在はテーマパークなどで空間再現の仕事をしていますが、研究室で学んだことが自分のデザインの原点です。